地に足しっかりつけて何事にも誠実に基礎をしっかりと固めながら進んでいけば、次のステップ、そしてまた次のステップと、次から次へと新たな挑戦がやってきても対応力が身について世界がひらけていくはず。

自分の限界を決めずに、新しい世界へと羽ばたいてゆきたい。

学生を卒業して社会人になった時。
就職活動をまともにしなかったわたしはさてこれからどうしよう、と目標がなかった。
伊豆下田の海が目の前のリゾートホテルでアルバイトをしていた延長で、4月も呼ばれて行ったんだ。それでね、決めたの。とりあえず派遣でいろいろな所に行こう。
日本の北と南がどんなところか見てみたい。
北海道と沖縄に行こう。 そしてワーホリで海外に行くんだ!
北海道は稚内。 沖縄は石垣島。
ワーホリでは車生活でニュージーランドをほぼ一周。 漠然と、旅する写真家になりたいなどと淡い夢をいだいていた。20代はそんなかんじ。

ニュージーランドから帰ってきて師匠と出逢って、モノづくりの基礎からパルプアートの技術、いろいろなことを教わった。 ほんとの意味でのわたしの生きがいが見つかったと思う。
師匠の言葉、「続けることが大事だからね」。ほんとにそう思う。そして続けるって、大変なこと。 それでも、ぶれずに一歩一歩進んでいけば、道は必ずひらける。

若かりし頃日本のいろいろなところ、そして海外に行きたいなと漠然と思っていたことを、今は作品とともに行きたいと明確に思える。地に足しっかりつけながら、一歩一歩。

わたしの『小さな世界の大きな想い』です。