師匠が旅立たれてから7年の月日が流れました。

師匠からいろんなことを教えていただきながら過ごした貴重な日々、懐かしく思い出しながら、そしていつも感謝の思いを胸に制作を続けています。

まだまだ、まだまだですが、私なりに励んでいます。「続けることが大事だからね。」その言葉、しっかり刻まれています。

今日は師匠に逢いに円覚寺に行きたいところですが、搬入が差し迫っているので今度ゆっくり行こうと思います。なんだか「いいから制作に励みなさい!」という師匠の言葉が聞こえてくるようです。

写真は、数ある師匠の作品の中で一番思い入れのある作品。『白神の森』。

夜、漉き場で作業していた私は、隣の木工室に「師匠〜!」と何かを聞きに行ったらいなかったのだが、この灯りが灯っていた。どうしたんだろうと心配になる気持ちと、なんだかそこに師匠がいるかのような温もりを感じてしばらく見入ってしまった。

師匠、目が悪くなっていたので夜の車の運転は危ないのに、「アイスが食べたくなって買いに行ってきた」と帰ってきた。言ってくれれば良いのにね。きっと制作を中断させないようにとの師匠の優しさだったんだよね。一緒に食べたアイスは美味しかった。(それからは夜の運転はしてないです。)

さてさて、制作に励みますね!